辛い物と自分と

東京タンメントナリで6月から提供されている「辛激タンメン」を食べた。

 

僕はそもそも辛い物が得意ではない。むしろ苦手だから、これまでの人生では大体避けてきたものだった。それでも、最近ふと、辛い物がほしいと思うことがある。

最初に手を出したのは、セブンで販売されている「蒙古タンメン中本」のカップ麺だった。………パッケージが初心者が手を出すには危険な感じなんだけど手に取っていた。たぶん、僕が味噌ラーメンが好きなのと、パッケージのとろみのある感じが僕の食欲を刺激したんだと思う。

………

あれ?意外に平気だ。おいしい。。

味噌に甘味があるからなのか、スープをゴクゴク飲みさえしなければ、おなかにもそれほど劇薬に感じない。

 

このような成功体験(?)を経て、手を出したのが、東京タンメントナリの辛激タンメン」だった。店ののぼりには、辛さ3倍まで承りますみたいに書かれていたけれど、さすがに自重した。

券売機で食券を購入し、オーダー。いざ、実食。

………パクリ

うん、たぶん?大丈夫。。

………パクリ

おおおぉぉお。。。。

 

これは、、、ヤバいかもしれない。2口目で直感した。

蒙古タンメン中本」に比べると、辛さに容赦がない気がした。味噌という辛さの調整役がいない分、辛さが舌を直撃する。痛い、痛いよ。

食べ進めるにつれて、痛みは増していく。

目からは涙がボロボロこぼれ、鼻水も垂れてくる。

 

けれども、850円出したのと、店に失礼な気もして、完食することに決めた(完食を決められる範疇の辛さではあったということだろう)。水を何度もおかわりし、格闘することおよそ1時間。何とか完食した。

 

家に帰ると、郵便局からのご不在連絡票が入っていた。ごめんよ、配達員さん。。

 

 

ここまで書いてきて気づいたのだけれど、文章のテンションがいつもと違う気がする。。

そういえば、辛い物を欲しているときって、何かがいつもと違うんじゃないか?

過去に辛い物が食べたくなった時の状況を思い出してみると、どうやら僕は身体か心か、いずれかの調子があまり良くない時に辛い物を食べている。この日も、お尻から太ももにかけて、鈍痛があった。

なるほど、自分が正常な状態からズレているとき、日常からズレたものを食べることで、自分を調整しているのだな。ズレにズレをぶつけて相殺しているんだ。

 

意外に気づきがあるものだな。日記のタイトルも決まった。

 

~感想~

①東京タンメントナリの「辛激タンメン」は、自分には早すぎた(けど、何とか完食を決意できる限界レベル)。

②味噌は重要(辛さの調整役が必要)。

③何でもないことの中にも気づきはある(かもしれない)。

 

以上